老化に伴う顎関節の形態変化によって生じるのはどれか。1 つ選べ。
老化に伴う顎関節の形態変化によって生じるのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 咬合高径の低下咬合高径の低下は歯の喪失や咬耗によるもので、顎関節の形態変化によるものではありません。
- ⑵ 安静空隙量の減少安静空隙量は咬合高径の低下に伴いむしろ増加する傾向があり、顎関節の形態変化によるものではありません。
- ⑶ 喉頭挙上量の減少喉頭挙上量の減少は舌骨上筋群などの加齢変化によるもので、顎関節の形態変化とは関係しません。
- ⑷ 矢状顆路傾斜角の増加関節結節の平坦化により、矢状顆路傾斜角は増加ではなく減少します。
- ⑸ 下顎頭の運動範囲の増大関節結節の平坦化により下顎頭の移動の制約が減り、運動範囲が増大します。
解説
正解は⑸です。加齢に伴い、顎関節では下顎頭や関節結節の骨が吸収・平坦化し、関節円板も薄くなるなどの退行性変化が生じます。関節結節が平坦になると、下顎頭が前方へ移動する際の制約が小さくなり、下顎頭の運動範囲は増大します。同時に矢状顆路傾斜角は減少(緩やかに)します。咬合高径の低下は歯の喪失や咬耗によるもので、安静空隙量はむしろ増加する傾向があり、喉頭挙上量の減少は嚥下に関わる筋の加齢変化によるもので、いずれも顎関節の形態変化によるものではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成