30 歳の女性。下顎左側の歯の欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。1 年前に…
30 歳の女性。下顎左側の歯の欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。1 年前に外傷のために歯を喪失したという。診察の結果、インプラント義歯を製作することとした。口腔内写真(別冊No. 23A)及びパノラマエックス線画像(別冊No. 23B)を別に示す。診断用テンプレートを製作するためにまず行うのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ CT 検査CT検査は診断用テンプレートを装着した状態で行うため、テンプレートの製作より後になります。
- ⑵ 印象採得テンプレート製作の出発点として、まず印象採得を行い研究用模型を作ります。
- ⑶ 咬合器装着咬合器装着は印象採得で得た模型を用いて行うため、印象採得の後になります。
- ⑷ シミュレーションシミュレーションはテンプレートを装着して撮影したCTデータで行うため、最後の段階です。
- ⑸ 診断用ワックスアップ診断用ワックスアップは咬合器に装着した模型上で行うため、印象採得より後になります。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。インプラント治療の診断用テンプレート(ステント)は、理想的な補綴装置の位置を示し、CT撮影時に装着してその位置と顎骨の関係を確認するためのものです。製作の手順は、まず印象採得を行って研究用模型を作り、咬合器に装着し、診断用ワックスアップで最終補綴装置の形態を決め、それをもとにエックス線不透過性のマーカーを組み込んだテンプレートを製作します。CT検査とシミュレーションはテンプレート完成後に行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成