持続可能な開発目標〈SDGs〉の目標3「すべての人に健康と福祉を」のターゲットに…
持続可能な開発目標〈SDGs〉の目標3「すべての人に健康と福祉を」のターゲットに掲げられるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ〈UHC〉を、我が国が達成しているとする根拠はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 普通教育を義務化している。普通教育の義務化は教育を受ける権利の保障であり、保健医療サービスへのアクセスを示すUHCの根拠ではありません。
- ⑵ 飲食店での喫煙を禁止している。飲食店での喫煙規制は受動喫煙対策で、医療サービスを経済的負担なく受けられることを示すものではありません。
- ⑶ 国民皆保険制度を導入している。全国民が公的医療保険に加入し、経済的困難なく医療を受けられることがUHCの中核です。
- ⑷ 予防接種を公費で負担している。定期予防接種の公費負担により、予防サービスを経済的負担なく受けられることがUHCの根拠になります。
- ⑸ 公共施設内のバリアフリーを推進している。公共施設のバリアフリー化は物理的な障壁を除く施策で、保健医療サービスのカバレッジの指標ではありません。
解説
正解は⑶と⑷です。ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)とは、すべての人が必要な予防、治療、リハビリテーションなどの保健医療サービスを、経済的困難に陥ることなく受けられる状態を指します。日本は1961年に国民皆保険制度を達成し、誰もが公的医療保険で医療を受けられます。また定期予防接種を公費で負担して予防サービスを保障しており、これらがUHC達成の根拠になります。普通教育の義務化、飲食店での喫煙規制、バリアフリーの推進は保健医療サービスへのアクセス保障そのものではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成