水溶液として歯質脱灰能を有するのはどれか。1 つ選べ。
水溶液として歯質脱灰能を有するのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ MDPMDPはリン酸基を持つ酸性モノマーで、水溶液中で歯質を脱灰しつつカルシウムと化学結合します。
- ⑵ MMAMMAは義歯床用レジンなどの基本モノマーで、酸性基を持たず歯質を脱灰しません。
- ⑶ HEMAHEMAは親水性モノマーでプライマーの浸透を助けますが、酸性基がなく脱灰能はありません。
- ⑷ Bis-MEPPBis-MEPPはコンポジットレジンなどに用いる架橋性ジメタクリレートで、酸性基を持たず脱灰能はありません。
- ⑸ DMAEMADMAEMAは重合促進剤として用いる第三級アミンで、塩基性であり歯質を脱灰しません。
解説
正解は⑴です。MDP(10-メタクリロイルオキシデシル二水素リン酸)はリン酸基を持つ酸性機能性モノマーで、水溶液中で酸として働き、エナメル質や象牙質のハイドロキシアパタイトを脱灰します。さらにカルシウムと化学的に結合するため、セルフエッチングプライマーや接着性レジンセメントに用いられます。MMA、HEMA、Bis-MEPPは酸性基を持たないモノマーで、DMAEMAは重合促進剤として働くアミンであり、いずれも歯質脱灰能は持ちません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成