生後5日の女児。上顎の前歯部の歯槽堤から、直径15mmほどの有茎性のやわらかい腫…
生後5日の女児。上顎の前歯部の歯槽堤から、直径15mmほどの有茎性のやわらかい腫瘤が出ており、哺乳のたびにじゃまになると母親が心配している。出生時からあったという。表面は正常な粘膜の色である。最も考えられるのはどれか。
- ⑴ 先天歯出生時に萌出している歯で、やわらかい粘膜色の腫瘤ではありません。
- ⑵ 萌出嚢胞萌出途中の歯の上にできる青紫色の膨らみで、出生時から有茎性の腫瘤として現れません。
- ⑶ 上皮真珠(エプスタイン真珠)歯槽堤にみられる白い小さな粒状の結節で、有茎性の大きな腫瘤にはなりません。
- ⑷ 先天性エプーリス新生児の歯槽堤から出る有茎性の良性の腫瘤で、女児の上顎前歯部に多くみられます。
- ⑸ 粘液嚢胞下唇の内側などにできる半透明の膨らみで、歯槽堤から有茎性に出ることはありません。
解説
最も考えられるのは、先天性エプーリスです。新生児の歯槽堤から出る有茎性の良性の腫瘤で、女児の上顎前歯部に多くみられます。哺乳や呼吸の妨げになる場合は切除し、切除後に再発することはまれです。上皮真珠は白い小さな粒、萌出嚢胞は萌出途中の歯の上の青紫色の膨らみで、大きさや色、形で見分けます。出生時から歯が萌出している先天歯とも異なります。
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