50歳の男性。くも膜下出血で救急搬送され、人工呼吸器で管理されている。臓器提供の…
50歳の男性。くも膜下出血で救急搬送され、人工呼吸器で管理されている。臓器提供の意思表示があり、法に基づく脳死判定が行われることになった。脳死の判定で確認する項目に含まれないのはどれか。
- ⑴ 強い痛みの刺激を与えても反応がない、深い昏睡の状態であること深い昏睡は脳死の判定で確認する項目の一つです。
- ⑵ 左右の瞳孔が開いて固定し、光を当てても縮まないこと瞳孔の固定と散大は、判定で確認する項目の一つです。
- ⑶ 角膜反射や咳反射などの、脳幹が関わる反射がみられないこと脳幹反射の消失は、判定で確認する項目の一つです。
- ⑷ 人工呼吸器を外して確かめても、自分で呼吸をしないこと自発呼吸の消失は、無呼吸テストで確認する項目の一つです。
- ⑸ 手足を刺激したときに起こる脊髄の反射が、すべて消えていること脊髄の反射は脳死でも残ることがあり、その消失は判定の項目に含まれません。
解説
含まれないのは、手足の脊髄の反射がすべて消えていることです。脳死は、脳幹を含む脳全体の働きが回復しない形で失われた状態です。判定では、深い昏睡、瞳孔の固定と散大、脳幹反射の消失、平坦な脳波、自発呼吸の消失を確かめ、一定の時間をおいて再び判定します。脊髄は脳の外にあるため、脳死でも刺激に対する脊髄の反射が残ることがあり、反射の存在は脳死を否定するものではありません。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。