歯科医院で、以前に使っていた歯科用水銀と、アマルガムの削りくずの処分を検討してい…
歯科医院で、以前に使っていた歯科用水銀と、アマルガムの削りくずの処分を検討している。これらを下水に流さず、決められた方法で処理する理由として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 水銀が大気中の窒素酸化物と結びつき、ぜん息を多く起こす原因になるため大気汚染によるぜん息の主な原因は硫黄酸化物などで、水銀ではありません。
- ⑵ 下水に入った水銀は人の骨にたまりやすく、骨がもろくなって骨折と激しい痛みを起こすため骨の障害と激しい痛みを起こしたのはカドミウムで、水銀とは異なります。
- ⑶ 水銀は水に溶けると強いアルカリになり、下水管を溶かして壊してしまうため金属の水銀が水に溶けて強いアルカリになることはありません。
- ⑷ 水銀は皮膚に付くと色素が沈着し、皮膚が黒くなる病気を引き起こすため皮膚の色素沈着や角化を起こすのはヒ素の慢性中毒で、水銀の主な健康影響ではありません。
- ⑸ 環境中の水銀は有機水銀に変わり、食物連鎖で魚介類に濃縮されて神経の障害を起こすため水銀は環境中でメチル水銀に変わり、魚介類に濃縮されて人の神経系を障害します。
解説
最も適切なのは、環境中の水銀が有機水銀に変わり、食物連鎖で魚介類に濃縮されて神経の障害を起こすためです。水銀は環境中の微生物によってメチル水銀に変わり、プランクトンから魚へと食物連鎖をたどるうちに濃縮されます。それを食べた人に、感覚の障害や運動失調、視野の狭まりなどの神経症状が現れたのが水俣病です。歯科医療で使う水銀も、環境へ出さないように適切に処理する必要があります。
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