4歳の男児。上顎乳前歯の唇側に多数の齲蝕がある。保護者によると、寝る前に哺乳瓶で…
4歳の男児。上顎乳前歯の唇側に多数の齲蝕がある。保護者によると、寝る前に哺乳瓶で乳酸菌飲料を飲ませる習慣が続いているという。齲蝕の発生に関わる要因のうち、宿主の要因にあたるのはどれか。
- ⑴ 寝る前に哺乳瓶で乳酸菌飲料を与える習慣糖を含む飲料を与える習慣は、食餌(基質)や環境の要因にあたります。
- ⑵ 1日に間食をとる回数と、とる時間帯間食の回数や時間帯は、食餌や生活習慣の要因にあたります。
- ⑶ 唾液の分泌量と、酸を中和する唾液の緩衝能唾液の量と緩衝能は、歯とともに宿主の側の要因に含まれます。
- ⑷ 歯面に付着したミュータンスレンサ球菌の菌数齲蝕原性細菌の量は、微生物の要因にあたります。
- ⑸ 保護者が毎晩行う仕上げみがきの習慣保護者の清掃習慣は、生活や環境の要因にあたります。
解説
唾液の分泌量と緩衝能が宿主の要因にあたります。齲蝕は、宿主(歯と唾液)、微生物(齲蝕原性細菌)、食餌(糖質)の3つの要因が重なり、そこに時間が加わることで発生すると説明されます。歯の形態や歯質、唾液の量・緩衝能・抗菌作用は宿主の側の要因です。ミュータンスレンサ球菌の量は微生物の要因、糖を含む飲料の与え方や間食の回数は食餌の要因、保護者の仕上げみがきは生活習慣の要因として扱います。
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