自閉スペクトラム症〈自閉症スペクトラム障害〉を強く示唆する患者の発言はどれか。
自閉スペクトラム症〈自閉症スペクトラム障害〉を強く示唆する患者の発言はどれか。
- ⑴ 「発作が起こるのが心配で長距離の移動ができません」発作が起こることを心配して長距離の移動を避ける訴えは、パニック症を示唆する内容です。
- ⑵ 「ガスの元栓を閉めたか、何度も確認しないと気がすみません」元栓を閉めたか何度も確認しないと気がすまない訴えは、強迫症を示唆する内容です。
- ⑶ 「何をしても現実感がなく、まるで映画の中の世界にいるようです」何をしても現実感がないという訴えは、離人感・現実感消失を伴う症状を示唆する内容です。
- ⑷ 「突然の予定変更があると臨機応変に対応できず、感情が激しく乱れます」予定変更に臨機応変に対応できず感情が激しく乱れる訴えは、変化への強いこだわりを示し自閉スペクトラム症を強く示唆します。
- ⑸ 「人前では緊張して思うように話せないので、親友に頼まれた結婚式のスピーチを断りました」人前での緊張によりスピーチを断った訴えは、社交不安症を示唆する内容です。
解説
正解は⑷です。予定の変更に臨機応変に対応できず感情が激しく乱れるという発言は、変化への強いこだわりや切り替えの難しさを示しており、自閉スペクトラム症を強く示唆します。発作を心配して移動できない訴えはパニック症、確認を繰り返す訴えは強迫症、現実感のなさを訴える内容は離人感を伴う症状、人前での緊張によりスピーチを断った訴えは社交不安症を示唆するものであり、自閉スペクトラム症とは異なります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成