筋萎縮性側索硬化症で診断に最も有用な検査はどれか。
筋萎縮性側索硬化症で診断に最も有用な検査はどれか。
- ⑴ SPECTSPECTは主に脳の血流を調べる検査であり、下位運動ニューロンの障害を直接捉える検査ではありません。
- ⑵ 頭部CT頭部CTは脳の形態を調べる検査であり、下位運動ニューロンの機能的な障害を捉える検査ではありません。
- ⑶ 針筋電図針筋電図は下位運動ニューロンの障害を反映する神経原性の変化を捉えることができ、診断に最も有用な検査です。
- ⑷ 頸部超音波頸部超音波は主に血管や甲状腺など頸部の構造を調べる検査であり、本疾患の診断には用いられません。
- ⑸ 体性感覚誘発電位体性感覚誘発電位は感覚神経の伝導を調べる検査であり、主に運動ニューロンが障害される本疾患の診断には適しません。
解説
正解は⑶です。筋萎縮性側索硬化症では下位運動ニューロンの障害を反映して、安静時の線維束自発電位や神経原性の変化が針筋電図で捉えられ、診断の重要な手がかりとなります。SPECTや頭部CTは主に脳の血流や形態を調べる検査で、頸部超音波は血管や甲状腺などを対象とし、体性感覚誘発電位は感覚神経路を調べる検査であり、いずれも本疾患の診断における有用性は針筋電図に及びません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成