呼吸商で正しいのはどれか。
呼吸商で正しいのはどれか。
- ⑴ 換気障害の指標である。呼吸商は栄養素の燃焼割合を反映するものであり、換気の働き自体の障害を示す指標ではありません。
- ⑵ 長時間の運動で増加する。長時間の運動では脂質の利用割合が増えるため、呼吸商はむしろ低下する方向に動きます。
- ⑶ 蛋白質の呼吸商は脂質より大きい。蛋白質の呼吸商は脂質よりも高い値をとるため、この記述は正しいものです。
- ⑷ 糖質の燃焼が多くなると低下する。糖質の燃焼が多くなるほど呼吸商は上昇する方向に動くため、低下するという記述は誤りです。
- ⑸ 二酸化炭素排出量から酸素消費量を引いた値である。呼吸商は二酸化炭素排出量から酸素消費量を引いた差ではなく、二酸化炭素排出量を酸素消費量で割った比です。
解説
正解は⑶です。呼吸商は栄養素が燃焼する際に消費された酸素量に対する排出された二酸化炭素量の比であり、糖質は約1.0、脂質は約0.7、蛋白質はその中間程度の値をとるため、蛋白質の呼吸商は脂質より大きくなります。呼吸商は換気障害の指標ではなく、糖質の燃焼が増えるほど値は上昇し、長時間の運動では脂質利用が増えて値は低下する方向に動きます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成