Brown-Séquard 症候群で、損傷レベル以下の対側に最も出現しやすい症状…
Brown-Séquard 症候群で、損傷レベル以下の対側に最も出現しやすい症状はどれか。
- ⑴ 筋強剛筋強剛はパーキンソニズムなどでみられる所見であり、脊髄の半側損傷であるBrown-Séquard症候群の特徴的な症状ではありません。
- ⑵ 運動麻痺運動麻痺は交叉する前の皮質脊髄路が障害されるため、損傷レベル以下の同じ側に生じ、反対側には現れません。
- ⑶ 温痛覚障害温痛覚を伝える経路は脊髄内で交叉して上行するため、損傷レベル以下の反対側に温痛覚障害が生じやすくなります。
- ⑷ 深部覚障害深部覚は交叉する前の後索を通るため、損傷レベル以下の同じ側に障害が生じ、反対側には現れにくい所見です。
- ⑸ 手袋靴下型感覚障害手袋靴下型感覚障害は末梢神経が広範に障害される多発神経障害に特徴的な所見であり、脊髄の半側損傷とは異なります。
解説
正解は⑶です。Brown-Séquard症候群は脊髄の半側損傷によって生じ、温痛覚を伝える脊髄視床路は反対側に交叉して上行するため、損傷レベル以下の反対側に温痛覚障害が出現します。一方、運動麻痺や深部覚の障害は交叉する前の同側の経路が障害されるため損傷側と同じ側に現れ、手袋靴下型感覚障害は末梢神経障害に特徴的な所見であり、いずれも本症候群の対側の症状ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成