回復期前期のうつ病患者の作業療法で最も適切なのはどれか。
回復期前期のうつ病患者の作業療法で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 元気を出すように励ます。うつ病患者を励ますことは本人に「頑張らなければ」という負担を強く感じさせやすく、かえって症状を悪化させるおそれがあります。
- ⑵ こまめに休憩をとるよう促す。疲労しやすい回復期前期には、こまめに休憩をとりながら無理のない範囲で活動することが症状の悪化を防ぐうえで適切です。
- ⑶ 退院後の生活を考えるよう勧める。退院後の生活を考えることは、症状がある程度安定した後の段階で取り組むべき課題であり、回復期前期には時期尚早です。
- ⑷ 他患者と積極的に交流するよう促す。積極的な対人交流はこの時期の患者には負荷が大きく、疲労や緊張を強めて症状を悪化させるおそれがあります。
- ⑸ 経験のある作業種目を行うよう勧める。以前得意としていた作業種目は、以前の能力と比較して自信を失わせる負担につながりやすく、この時期には適していません。
解説
正解は⑵です。回復期前期のうつ病患者は疲労しやすく、心身の負荷を抑えながら少しずつ活動量を増やしていく時期にあります。こまめに休憩をとるよう促すことで、無理な負荷による症状の悪化を防ぎながら作業に取り組めるようにすることが最も適切です。励ましや他患者との積極的な交流、退院後の生活設計、以前の得意分野への挑戦は、いずれもこの時期にはまだ負担が大きく時期尚早です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成