せん妄と認知症を見分ける最も有効な所見はどれか。
せん妄と認知症を見分ける最も有効な所見はどれか。
- ⑴ 幻 覚幻覚はせん妄だけでなく、レビー小体型認知症など一部の認知症でもみられるため、区別の決め手にはなりにくい症状です。
- ⑵ 不 安不安はせん妄でも認知症でもみられ得る症状であり、両者を見分ける決定的な手がかりにはなりません。
- ⑶ 易怒性易怒性はせん妄でも認知症でもみられ得る症状であり、両者を見分ける決定的な手がかりにはなりません。
- ⑷ 意識障害せん妄は急激に生じ変動する意識障害を本質とする点で、通常は意識が保たれる認知症と最も区別しやすい所見です。
- ⑸ 見当識障害見当識障害はせん妄でも認知症でも共通してみられる症状であり、両者を見分ける決定的な手がかりにはなりません。
解説
正解は⑷です。せん妄は意識レベルの変動を伴う意識障害を本質的な特徴とし、数時間から数日という短期間で急激に発症し症状が変動する点で認知症と区別されます。幻覚、不安、易怒性、見当識障害はせん妄でも認知症でもみられ得る症状であり、意識障害の有無を確認することが両者を見分ける最も有効な手がかりになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成