ボーダーラインパーソナリティ症〈境界性パーソナリティ障害〉患者のリスク管理で、優…
ボーダーラインパーソナリティ症〈境界性パーソナリティ障害〉患者のリスク管理で、優先して収集すべき情報はどれか。
- ⑴ ADL日常生活活動の把握は作業療法の計画に必要ですが、安全を守るうえで最初に要る情報ではありません。
- ⑵ 作業遂行作業遂行の様子は目標設定に役立ちますが、起こりうる危険を見積もるための情報にはなりません。
- ⑶ 対人関係対人関係の傾向は行動化の引き金を知る手がかりになりますが、危険の見積もりは実際の履歴のほうが確かです。
- ⑷ 主訴の背景主訴の背景を理解することは治療関係づくりに大切ですが、リスク管理として先に集める情報ではありません。
- ⑸ 行動化の履歴過去の行動化の場面・内容・頻度は、次に起こりうる危険を最もよく示し、対応をあらかじめ決められます。
解説
正解は⑸です。ボーダーラインパーソナリティ症では、自傷や過量服薬、無断離院といった行動化が起こりやすく、その履歴は次に何が起こりうるかを最もよく示します。過去にどのような場面で、どのような行動が、どの程度の頻度で起きたかを先に把握しておくことで、危険な場面を避け、起きたときの対応をあらかじめ決められます。リスク管理として優先して集めるべき情報はこの履歴です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成