身体症状症の患者が診療の場面で見せる特徴はどれか。
身体症状症の患者が診療の場面で見せる特徴はどれか。
- ⑴ 医学的検索を拒否する。身体症状症の患者はむしろ身体的な原因を確かめようと繰り返し検査や受診を求める傾向があり、医学的検索を拒否するとは限りません。
- ⑵ 奇異な身体症状を訴える。訴えられる症状は痛みや倦怠感など比較的よくみられるものであることが多く、必ずしも奇異な症状とは限りません。
- ⑶ 意図的に虚偽の症状を訴える。意図的に虚偽の症状を作り出すのは作為症や詐病の特徴であり、身体症状症では症状は意図的に作られたものではありません。
- ⑷ 身体症状に対する苦痛がない。身体症状症では身体症状に対して強い不安や苦痛を抱くことが診断上の特徴であり、苦痛がないわけではありません。
- ⑸ 心理的要因について話し合うことに抵抗する。身体的な訴えに比べて、症状の背景にある心理的な要因について話し合うことには抵抗を示しやすいのが特徴です。
解説
正解は⑸です。身体症状症の患者は、実際の身体症状に対して過度な不安や苦痛を抱き、繰り返し医療機関を受診する一方で、症状の背景にある心理的な要因を指摘されると、それを受け入れがたく感じて話し合うことに抵抗を示すことが多くみられます。医学的検索を拒否するわけではなく、症状も奇異なものとは限らず、意図的に虚偽を述べるものでもない点が、詐病や作為症とは異なります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成