高次脳機能障害で正しいのはどれか。
高次脳機能障害で正しいのはどれか。
- ⑴ 遂行機能障害は計画立案が保たれる。遂行機能障害では、物事の手順を組み立てて実行する計画立案そのものが障害されるため、計画立案が保たれるとはいえません。
- ⑵ 半側空間無視は視野欠損が原因である。半側空間無視は視野そのものは保たれていても注意の偏りにより生じることがあり、視野欠損のみが原因ではありません。
- ⑶ 視覚失認では濃い色の物品は呼称できる。視覚失認では対象の視覚的な認識そのものが障害されるため、色が濃い物品であっても呼称が難しい場合があります。
- ⑷ 観念失行は道具の一連の操作は可能である。観念失行では、道具を使いながら手順を踏んで行う一連の操作が障害されるため、道具の一連の操作が可能とはいえません。
- ⑸ 観念運動失行は検者が行う「敬礼」の模倣ができない。観念運動失行では、道具を使わない身振りの模倣、例えば敬礼のまねが意味を理解していても正しく行えなくなります。
解説
正解は⑸です。観念運動失行では、道具を使わずに検者の動作を模倣する課題、例えば「敬礼」の模倣が、意味を理解していても正しく行えなくなります。遂行機能障害では計画立案そのものが障害され、半側空間無視は視野欠損とは独立して生じ、視覚失認では色の濃さに関わらず対象の認識が困難となり、観念失行では道具を用いた一連の操作が障害されるため、他の選択肢は誤りです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成