脳卒中患者の急性期の作業療法で正しいのはどれか。
脳卒中患者の急性期の作業療法で正しいのはどれか。
- ⑴ 生活歴の情報収集は不要である。生活歴の情報は目標設定や退院後の生活を見据えた支援に欠かせないため、急性期であっても収集が必要です。
- ⑵ 点滴が抜去されてから開始する。点滴が入っている状態でも全身状態を確認しながら作業療法を開始することは可能で、抜去を待つ必要はありません。
- ⑶ 早期離床で廃用症候群を予防する。全身状態が許す範囲で早期から離床を進めることは、筋力低下や関節拘縮などの廃用症候群を予防するうえで重要です。
- ⑷ ベッド上のADL 訓練は禁忌である。ベッド上でのADL練習は禁忌ではなく、離床が制限される時期にも実施できる重要な訓練内容です。
- ⑸ 弛緩性麻痺では関節可動域訓練は不要である。弛緩性麻痺の時期でも関節拘縮を防ぐために関節可動域訓練は必要であり、不要とはいえません。
解説
正解は⑶です。脳卒中の急性期では、長期臥床による廃用症候群(筋力低下、関節拘縮、起立性低血圧など)を防ぐことが重要な目標であり、全身状態が許す範囲で早期から離床を進めることが推奨されています。生活歴の把握やベッド上でのADL練習、弛緩性麻痺での関節可動域練習も、急性期から必要な関わりとして継続されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成