PTSD に対する作業療法で適切なのはどれか。
PTSD に対する作業療法で適切なのはどれか。
- ⑴ 認知行動療法は無効である。認知行動療法はPTSDに対して有効性が示されている治療法であり、無効という記述は誤りです。
- ⑵ 外傷体験の直後は詳しく体験を聞き取る。外傷体験の直後に詳細を聞き取ることはかえって症状を悪化させるおそれがあり、適切ではありません。
- ⑶ 集団の中で体験を語り合うことは避ける。集団の中で体験を語り合うことは状況によっては支援になり得るため、一律に避けるべきではありません。
- ⑷ 心的外傷体験の一般的な心理反応を説明する。外傷後に起こりうる心理反応を説明することは、本人の混乱や自責感を和らげる心理教育として重要です。
- ⑸ 心理的動揺がある程度収まってから心理的応急処置を実施する。心理的応急処置は心理的動揺が強い直後の段階から実施することが基本であり、収まってからでは遅れます。
解説
正解は⑷です。心的外傷体験の後に生じる不安や不眠、フラッシュバックなどが誰にでも起こりうる一般的な心理反応であることを説明することは、本人の混乱や自責感を和らげる心理教育として重要です。認知行動療法はPTSDに対して有効性が示されている治療法であり、外傷体験の直後に詳細を聞き取ることはかえって症状を悪化させるおそれがあります。集団の中で体験を語り合うことは状況によっては支援になり得るため一律に避けるべきではなく、心理的応急処置は心理的動揺が強い直後の段階から実施することが基本です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成