45 歳の男性。会社員。入社以来、職場で問題はなかった。3 か月前に職場で上司と…
45 歳の男性。会社員。入社以来、職場で問題はなかった。3 か月前に職場で上司との関係が悪化したのを契機に不眠になり、次第に抑うつ気分、意欲低下、体重低下、自殺念慮が出現したため入院した。入院1 か月が経過し、作業療法が開始された。この患者の症状を評価する尺度で最も適切なのはどれか。
- ⑴ LASMILASMIは精神障害者の生活機能を評価する尺度であり、抑うつ症状そのものを評価する目的には適していません。
- ⑵ NPINPIは認知症の行動・心理症状を評価する尺度であり、うつ病の症状評価を目的とした本症例には適していません。
- ⑶ PANSSPANSSは統合失調症の陽性・陰性症状を評価する尺度であり、抑うつ症状の評価を目的とした本症例には適していません。
- ⑷ SDSSDSは抑うつ症状の重症度を自己評価できる尺度であり、抑うつ気分や意欲低下を呈する本症例の評価に適しています。
- ⑸ SF-36SF-36は健康関連QOLを包括的に評価する尺度であり、抑うつ症状そのものの評価を目的とした本症例には適していません。
解説
正解は⑷です。SDSは抑うつ症状の重症度を自己評価によって定量的に把握できる尺度であり、抑うつ気分や意欲低下、不眠などを呈する本症例の評価に適しています。LASMIは精神障害者の生活機能を評価する尺度、NPIは認知症の行動・心理症状を評価する尺度、PANSSは統合失調症の陽性・陰性症状を評価する尺度であり、SF-36は健康関連QOLを包括的に評価する尺度であるため、いずれも抑うつ症状そのものの評価を目的とした本症例の尺度としては適していません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成