うつ病の症状はどれか。
うつ病の症状はどれか。
- ⑴ 観念奔逸考えが次々に浮かんで話題が飛ぶ症状で、躁状態でみられます。うつ病では逆に、思考が進まない思考制止が現れます。
- ⑵ 誇大妄想自分を過大に評価する妄想で、躁状態でみられます。うつ病では貧困妄想や罪業妄想のような微小妄想が現れます。
- ⑶ 思考奪取自分の考えが誰かに抜き取られると感じる症状で、統合失調症の思考の障害です。うつ病の症状ではありません。
- ⑷ 思考途絶考えが突然途切れて話が止まる症状で、統合失調症でみられます。うつ病の思考制止は遅くなるだけで、途切れるわけではありません。
- ⑸ 無価値感自己評価が大きく下がり、自分には価値がないと感じる症状です。罪責感とともに現れる、うつ病の中核的な症状にあたります。
解説
正答は⑸の無価値感です。うつ病では自己評価が大きく下がり、自分には価値がないと感じる無価値感や罪責感が現れます。これは診断の基準にも挙げられる中核的な症状で、抑うつ気分や興味の喪失とともにみられます。ほかの選択肢はうつ病の症状ではありません。観念奔逸と誇大妄想はいずれも躁状態の症状であり、うつ病ではむしろ思考が進まない思考制止や、自分を過小に評価する微小妄想がみられます。思考奪取と思考途絶は統合失調症でみられる思考の障害ですので、区別して覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成