過形成で正しいのはどれか。
過形成で正しいのはどれか。
- ⑴ 細胞数は一定である。過形成は細胞の数そのものが増える変化です。細胞数が一定のまま容積が増えるのは肥大にあたります。
- ⑵ 急性刺激により生じる。過形成は持続する慢性の刺激やホルモンの作用によって生じます。急性の刺激では起こりません。
- ⑶ 細胞の容積は増大する。細胞の容積が増大するのは肥大です。過形成と肥大は同時に起こることもありますが、定義は区別します。
- ⑷ 刺激がなくなれば停止する。刺激が取り除かれれば増殖は止まりもとに戻り得ます。この可逆性が、刺激と無関係に増え続ける腫瘍との違いです。
- ⑸ 臓器のサイズは一定である。細胞数が増えるため臓器のサイズは大きくなります。前立腺肥大症や甲状腺の腫大がその例です。
解説
正答は⑷です。過形成は持続する刺激やホルモンの作用に応じて細胞の数が増える適応の反応ですので、原因となる刺激が取り除かれれば増殖は止まり、もとに戻り得ます。この可逆性が、刺激と無関係に増え続ける腫瘍との決定的な違いです。過形成では細胞数が増えるため一定ではなく、臓器のサイズも大きくなります。細胞の容積そのものが増える変化は肥大と呼び、過形成とは区別します。急性の刺激ではなく慢性の刺激によって生じる点もあわせて押さえておきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成