体幹の伸展運動を図に示す。伸展を制動する靱帯はどれか。
体幹の伸展運動を図に示す。伸展を制動する靱帯はどれか。
- ⑴ 棘上靱帯棘上靱帯は棘突起の頂点を結ぶ靱帯で、棘突起の間隔が広がる屈曲を制限します。伸展では緩みます。
- ⑵ 棘間靱帯棘間靱帯は隣り合う棘突起の間を結び、屈曲を制限します。伸展では引き伸ばされません。
- ⑶ 前縦靱帯前縦靱帯は椎体の前面を上下に走るため、伸展で椎体の前方が広がると引き伸ばされ、伸展を制動します。
- ⑷ 後縦靱帯後縦靱帯は椎体の後面を走り、屈曲を制限します。前縦靱帯と対になる位置関係で取り違えやすい選択肢です。
- ⑸ 横突間靱帯横突間靱帯は横突起の間を結び、反対側への側屈を制限します。前後方向の運動の制動には関与しません。
解説
正答は⑶です。体幹を伸展すると椎体の前方の間隔が広がるため、椎体の前面を上下に走る前縦靱帯が引き伸ばされ、これが伸展の制動に働きます。逆に屈曲では椎体の後方や棘突起の間が広がるので、後縦靱帯、棘間靱帯、棘上靱帯、黄色靱帯が制動に働きます。横突間靱帯は横突起の間を結び、反対側への側屈を制限する靱帯です。制動する靱帯は「その運動で引き伸ばされる側の靱帯」であるという原則で考えると、運動の方向から機械的に判断できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成