膝関節で正しいのはどれか。
膝関節で正しいのはどれか。
- ⑴ 関節面は内側顆より外側顆が広い。関節面は外側顆より内側顆のほうが広く、内側の接触面積が大きいことが特徴です。内外を取り違えやすい点です。
- ⑵ 前十字靱帯は屈曲運動の制限となる。前十字靱帯は脛骨の前方への移動と膝の過伸展を制限します。屈曲を制限するのではなく、伸展側の制動に働きます。
- ⑶ 屈曲位から伸展すると下腿は内旋する。屈曲位から伸展すると下腿は外旋します。これを終末強制回旋運動と呼び、内旋ではありません。
- ⑷ 大腿骨と脛骨の長軸は一直線上にある。大腿骨と脛骨の長軸は一直線ではなく、大腿脛骨角として約176 度の角度をなします。この角度の変化が内外反変形につながります。
- ⑸ 屈曲の最終可動域に近づくにつれ滑り運動となる。屈曲の初期は転がり運動が主で、最終可動域に近づくにつれて滑り運動が主になります。膝の運動学の基本として正しい記述です。
解説
正答は⑸です。膝関節の屈曲では、はじめは大腿骨の顆部が脛骨の上を転がる転がり運動が主となり、屈曲が進んで最終可動域に近づくにつれて滑り運動が主になります。関節面は外側顆より内側顆のほうが広く、前十字靱帯は脛骨の前方への移動と膝の過伸展を制限する靱帯です。屈曲位から伸展していくと下腿は外旋し、これを終末強制回旋運動と呼びます。大腿骨と脛骨の長軸は一直線ではなく、大腿脛骨角として約176 度の角度をつくっています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成