肩甲骨の筋と運動の組合せで正しいのはどれか。
肩甲骨の筋と運動の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 僧帽筋上部線維 外転僧帽筋上部線維の作用は肩甲骨の挙上です。外転を担うのは前鋸筋で、上部線維は肩をすくめる動きに働きます。
- ⑵ 僧帽筋下部線維 上方回旋僧帽筋下部線維は肩甲骨を下制するとともに前鋸筋下部と協調して上方回旋させ、上肢を頭上へ挙げる動きを支えます。
- ⑶ 菱形筋 下制菱形筋は肩甲骨を内転させ、下方回旋と挙上に働きます。下制に働くのは僧帽筋下部線維や小胸筋です。
- ⑷ 前鋸筋 下方回旋前鋸筋は肩甲骨を外転させ上方回旋させます。下方回旋は菱形筋や小胸筋の作用で、方向が逆です。
- ⑸ 小胸筋 挙上小胸筋は肩甲骨を下制し前傾させ、下方回旋に働きます。挙上ではなく、逆の方向の作用です。
解説
正答は⑵です。僧帽筋下部線維は肩甲骨を下制するとともに、前鋸筋下部と協調して肩甲骨を上方回旋させ、上肢を頭上へ挙げる動きを支えます。僧帽筋上部線維の働きは肩甲骨の挙上であって外転ではありません。菱形筋は肩甲骨を内転させ、下方回旋と挙上に働くため下制という組合せは誤りです。前鋸筋は肩甲骨を外転させて上方回旋させる筋で、下方回旋とは逆の作用になります。小胸筋は肩甲骨を下制・前傾させ下方回旋に働きますので、挙上ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成