体温で正しいのはどれか。
体温で正しいのはどれか。
- ⑴ 体内の熱は呼気から放散される。呼気には水蒸気と温まった空気が含まれるため、皮膚からの放熱や発汗と並んで熱の放散経路になります。記述は正しいです。
- ⑵ 熱産生は骨格筋に次いで心臓が大きい。安静時の熱産生は骨格筋と肝臓が大きな割合を占めます。心臓の産生量は少なく、骨格筋に次ぐのは肝臓です。
- ⑶ 激しい運動でも直腸温は40 ℃を超えない。激しい運動では熱産生が放熱を上回り、直腸温が40 ℃ を超えることがあります。熱中症が起こるのはこのためです。
- ⑷ 腹腔には体温の変化を検出する受容器がない。深部の温度受容器は視床下部や脊髄のほか腹腔内の臓器にも存在し、深部体温の情報を中枢へ伝えます。
- ⑸ 体温が1 ℃上昇すると基礎代謝は約1 % 増える。体温が1 ℃ 上昇すると代謝は約13 % 増えるとされます。約1 % では発熱時の代謝の増加を説明できません。
解説
正答は⑴です。体内の熱は皮膚からの放射・伝導・対流・発汗のほかに、呼気に含まれる水蒸気と温まった空気としても失われますので、呼気からの放熱は実際に起こっています。熱産生は安静時には骨格筋と肝臓が大きく、心臓が骨格筋に次ぐわけではありません。激しい運動では直腸温が40 ℃ を超えることがあります。深部の温度受容器は視床下部や脊髄だけでなく腹腔内の臓器にも存在します。体温が1 ℃ 上がると代謝は約13 % 増えるとされており、約1 % ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成