心筋で正しいのはどれか。
心筋で正しいのはどれか。
- ⑴ 平滑筋である。心筋は横紋をもつ横紋筋です。不随意に動くため平滑筋と混同されますが、構造上は骨格筋と同じ横紋筋に分類されます。
- ⑵ 心筋線維は多核である。心筋の細胞は核が1 個から2 個で中央にあります。多数の核が周辺に並ぶのは骨格筋の細胞の特徴です。
- ⑶ ギャップ結合がみられる。介在板にあるギャップ結合が細胞間を電気的につなぎ、興奮が直接伝わるため心臓が同期して収縮できます。
- ⑷ ATP は嫌気性呼吸で産生される。心筋は酸素への依存が強く、ATP はおもに好気性の代謝で産生されます。虚血に弱いのはこのためです。
- ⑸ 収縮は運動神経のインパルスによって起こる。収縮は洞房結節の自動能によって始まります。自律神経は速さや強さを調節するだけで、運動神経の支配は受けません。
解説
正答は⑶です。心筋の細胞は介在板でつながっており、そこにあるギャップ結合を通じて興奮が細胞から細胞へ直接伝わるため、心臓全体が一つのまとまりとして収縮できます。心筋は横紋をもつ横紋筋であり、平滑筋ではありません。心筋の細胞は核が1 個から2 個で中央に位置し、多数の核をもつのは骨格筋の細胞です。心筋は酸素への依存が強く、ATP はおもに好気性の代謝で産生されます。収縮の合図は洞房結節の自動能によるもので、運動神経の興奮によって起こるのではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成