骨代謝で正しいのはどれか。
骨代謝で正しいのはどれか。
- ⑴ 骨芽細胞が分化して骨細胞になる。骨芽細胞は自らつくった骨基質の中に埋め込まれ、骨細胞へ分化します。骨の維持と力学的な刺激の感知を担う細胞になります。
- ⑵ 破骨細胞は間葉系幹細胞に由来する。破骨細胞は造血系の単球・マクロファージ系に由来します。間葉系幹細胞に由来するのは骨芽細胞ですので、対にして覚えます。
- ⑶ 骨形成が優位になると骨粗鬆症になる。骨粗鬆症は骨吸収が骨形成を上回って骨量が減った状態です。骨形成が優位になれば骨量は増えますので、向きが逆です。
- ⑷ 副甲状腺ホルモンは骨形成を促進する。副甲状腺ホルモンは骨吸収を促して血中カルシウム濃度を上げる働きをもちます。骨形成を促進するホルモンではありません。
- ⑸ 骨に負荷がかかると骨吸収が促進される。骨に負荷がかかると骨形成が促されて骨は丈夫になります。骨吸収が進むのは、寝たきりなどで負荷が減った場合です。
解説
正答は⑴です。骨芽細胞は骨の基質をつくりながら自らその中に埋め込まれ、骨細胞へと分化します。破骨細胞は間葉系幹細胞ではなく造血系の単球・マクロファージ系の細胞に由来し、骨芽細胞が間葉系幹細胞に由来する点と対になっていますので、まとめて覚えておきます。骨粗鬆症は骨形成ではなく骨吸収が優位になって骨量が減った状態です。副甲状腺ホルモンは骨吸収を促して血中カルシウム濃度を上げる働きをもち、骨に負荷がかかった場合には骨吸収ではなく骨形成が促されて骨は丈夫になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成