地域での精神科リハビリテーション実践の説明で正しいのはどれか。
地域での精神科リハビリテーション実践の説明で正しいのはどれか。
- ⑴ IPS は事前訓練後に就職活動を行う。事前の訓練を行わずにまず就職し、その後に職場で支援する考え方です。訓練を終えてから就職活動をするという理解は逆になります。
- ⑵ ACT は自宅外の生活の場にも訪問を行う。生活の場に出向いて支援する仕組みであり、自宅に限らず職場や立ち寄り先など、その人が過ごす場所を訪問します。
- ⑶ 両立支援の対象疾患に統合失調症が含まれる。治療と仕事の両立支援で対象として示されているのは、がんや脳卒中、心疾患、糖尿病、難病などです。統合失調症は含まれていません。
- ⑷ 認知症初期集中支援チームの開設主体は都道府県である。認知症初期集中支援チームは市町村が地域支援事業として設置します。都道府県が開設主体ではありません。
- ⑸ 災害派遣精神医療チーム[Disaster Psychiatric Assistance Team〈DPAT〉]の派遣は災害の種類で決まる。派遣は被災した都道府県からの要請と関係機関の調整に基づいて決まります。災害の種類によって決まるものではありません。
解説
正答は⑵です。包括型地域生活支援プログラム(ACT)は重い精神障害のある人の生活の場に出向いて支援する仕組みで、自宅に限らず職場や立ち寄り先など、その人が過ごす場所へ訪問します。個別就労支援プログラム(IPS)は事前の訓練を行わず、まず就職してから職場で支援する考え方です。治療と仕事の両立支援で対象として示されているのはがんや脳卒中、心疾患、糖尿病、難病などで統合失調症は含まれません。認知症初期集中支援チームの開設主体は市町村であり、災害派遣精神医療チームの派遣は被災地からの要請に基づいて決まります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成