統合失調症の家族心理教育で正しいのはどれか。
統合失調症の家族心理教育で正しいのはどれか。
- ⑴ 専門家が家族の範囲を決める。誰を家族として支援に加えるかは本人と家族が決めることです。専門家が範囲を線引きするものではありません。
- ⑵ 家族を精神疾患の原因と捉える。家族を病気の原因とみなす考え方は誤りとして退けられています。家族を責める前提では信頼関係を築けません。
- ⑶ 家族の対処能力が向上することを目指す。知識の共有と対処方法の検討を通じて家族の対処能力を高めることを目的とし、その結果として再発率の低下が示されています。
- ⑷ 日常生活における家族の情緒的な巻き込まれを促す。情緒的な巻き込まれは感情表出の高さを示す要素で、再発の危険を高めます。促すのではなく減らす方向で助言します。
- ⑸ 感情表出の高い家族には患者との対面接触時間を長くさせる。感情表出の高い家族との長時間の対面接触は再発の危険を高めます。接触の時間を短くする工夫を助言します。
解説
正答は⑶です。統合失調症の家族心理教育は、病気や治療についての正しい知識を家族と共有し、困った場面への対処の仕方を一緒に考えることで、家族の対処能力が向上することを目指します。その結果として再発率が下がることが示されています。家族の範囲は専門家が決めるものではなく本人と家族が決めますし、家族を病気の原因と捉える考え方は誤りとして退けられています。感情表出の高い家族には情緒的な巻き込まれを減らし、患者との対面接触の時間を短くする助言が行われます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成