急性期後期のうつ病患者に対する作業療法導入期の対応で適切なのはどれか。 2つ選べ…
急性期後期のうつ病患者に対する作業療法導入期の対応で適切なのはどれか。 2つ選べ。
- ⑴ 経験のない作業を勧める。経験のない作業なら以前の出来栄えと比べずに取り組めるため、自信の低下を招きにくくなります。単純で短時間の種目を選びます。
- ⑵ 作業工程が複雑な作業を勧める。工程が複雑な作業は判断と段取りの負担が大きく、思考が進みにくい時期には失敗体験につながります。単純な工程から始めます。
- ⑶ 作業中に励ましの言葉をかける。励ましの言葉は期待として受け取られ、かえって重圧になります。できた事実を淡々と確かめる関わりにとどめます。
- ⑷ 休養が重要であることを説明する。休養が治療の中心であると伝えることで、無理に頑張らなくてよいと安心できます。導入期に欠かせない説明です。
- ⑸ うつ症状は気持ちの持ちようであると伝える。気持ちの持ちようと伝えると病気であるという理解が損なわれ、自責感を強めます。治療によって回復することを伝えます。
解説
正答は⑴と⑷です。急性期後期のうつ病ではまだ疲れやすく思考も進みにくいため、休養が治療の中心であることを説明し、安心して休める枠組みを保ちます。また作業種目は、以前の自分の出来と比べて自信を失わないよう、経験のない単純で短時間のものを勧めます。誤りは残りの3 つです。工程が複雑な作業は判断と段取りの負担が大きく、作業中の励ましはかえって重圧になります。うつ症状を気持ちの持ちようと伝えることは病気であるという理解を損ない、自責感を強めてしまいます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成