精神科デイケアの小集団療法で適切なのはどれか。
精神科デイケアの小集団療法で適切なのはどれか。
- ⑴ メンバー間の相互交流を促す。メンバー同士が語り支え合う相互交流それ自体が治療の働きをもちます。その交流が生まれるように促すことが小集団療法の要点です。
- ⑵ 混乱したときは多数決で決める。多数決で決めると少数の意見が置き去りになり、話し合う過程から得られる学びが失われます。合意を探る過程を大切にします。
- ⑶ スタッフがリーダーシップをとる。スタッフが指導役を担い続けるとメンバーの主体性が育ちません。役割はメンバーに委ね、必要なときに支える立場をとります。
- ⑷ 感情的な発言は集団内で取り上げない。感情的な発言も集団のなかで受け止め、共有することに意味があります。取り上げなければ感情を扱う場そのものが失われます。
- ⑸ 沈黙がある場合はスタッフが議題を提供する。沈黙は考えを巡らせる時間でもあり、それ自体に意味があります。すぐに議題を与えて埋めるとメンバーの発言の機会を奪います。
解説
正答は⑴です。精神科デイケアの小集団療法では、メンバー同士が語り支え合う相互交流そのものが治療の働きをもちますので、作業療法士はその交流が生まれるように促します。混乱した場面を多数決で処理すると少数の意見が置き去りになり、話し合う過程から得られる学びが失われます。スタッフが指導役を担い続けるとメンバーの主体性が育ちません。感情的な発言も集団のなかで受け止めることに意味があり、沈黙も考えを巡らせる時間として尊重しますので、すぐに議題を与えて埋める必要はありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成