病院で患者の個人情報を取り扱う上で適切なのはどれか。
病院で患者の個人情報を取り扱う上で適切なのはどれか。
- ⑴ 親族の求めに応じ、その場で診療録の開示を行った。診療録の開示は原則として本人の請求に基づき、所定の手続きを経て行います。親族の求めにその場で応じることは適切ではありません。
- ⑵ 個人情報に関する苦情申し立てに医療相談窓口で対応した。個人情報に関する苦情には、窓口を定めて適切かつ迅速に対応することが求められています。医療相談窓口での対応は適切な取扱いです。
- ⑶ 患者の同意なしで見舞い客からの病状問い合わせに回答した。見舞い客であっても第三者にあたります。本人の同意なしに病状を答えることは目的外の第三者提供となり、認められません。
- ⑷ 病院長の同意を得たので、患者の個人情報を病院外で発表した。病院長の同意は本人の同意の代わりになりません。院外での発表には本人の同意を得るか、個人が特定されない形にする必要があります。
- ⑸ 臨床実習後に学生が個人情報を取り扱っていたことを患者に説明した。学生が診療に関わり個人情報を取り扱うことは、実習の前に説明して同意を得ておく事柄です。事後の説明では同意を得たことになりません。
解説
正答は⑵です。個人情報の取扱いについて苦情の申し立てを受けた場合、医療機関は窓口を定めて適切かつ迅速に対応することが求められていますので、医療相談窓口での対応は適切な取扱いです。ほかは本人の同意という原則を欠いています。親族であっても本人の同意なしにその場で診療録を開示することはできず、見舞い客からの病状の問い合わせにも本人の同意なしには答えられません。病院長の同意は本人の同意の代わりになりませんし、学生が個人情報を扱うことは実習の後ではなく前に説明して同意を得る事柄です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成