CRPS で正しいのはどれか。
CRPS で正しいのはどれか。
- ⑴ 男性に多い。女性に多い疾患です。男性に多いという理解は逆ですので、性差を取り違えないようにします。
- ⑵ 高齢者に多い。中年層に多くみられます。高齢者に限って多いわけではなく、若年者や小児にも生じます。
- ⑶ 手根背屈変形をきたす。この症候群に特有の変形ではありません。生じるのは手指の屈曲拘縮や関節可動域の制限で、変形の名称と混同しやすい点です。
- ⑷ 骨折後の発症率は80 % である。骨折後に生じるのは一部の患者にとどまります。80 % という割合は著しく高すぎ、実際の発症率とかけ離れています。
- ⑸ 外傷疾病に不釣り合いな持続性疼痛がある。外傷や疾病の程度に不釣り合いな強い痛みが長く続くことがこの症候群の中心的な特徴で、診断の基準にも挙げられています。
解説
正答は⑸です。複合性局所疼痛症候群は、外傷や疾病の程度に不釣り合いな強い痛みが長く続くことを特徴とし、これに浮腫、皮膚の色や温度の変化、発汗の異常、骨の萎縮などの自律神経や栄養に関する所見が加わります。性別では女性に多く、年齢は中年層に多いため、男性に多いという記述も高齢者に多いという記述も当てはまりません。手根背屈変形はこの症候群に特有の変形ではなく、生じるのは手指の屈曲拘縮や可動域制限です。骨折後にこの症候群を生じるのは一部にとどまり、80 % という高い割合ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成