ソクマル作業療法士

31 歳の女性。小学生の頃から虚無感を抱くことが多かった。高校では異性との交際が…

31 歳の女性。小学生の頃から虚無感を抱くことが多かった。高校では異性との交際が活発であった。相手に過度に依存的になったかと思うと些細なきっかけで罵倒する行動がみられた。別れを切り出されると自殺をほのめかしたり、リストカットで相手を引き留めようとしたりすることが多く、成人してからも続いた。今回も自傷行為のためパートナーと精神科外来を受診した。この患者の治療法で適切でないのはどれか。

解説

正答は⑷です。TEACCH プログラムは自閉スペクトラム症の人に対し、視覚的な手がかりで環境を構造化して生活を支える支援の体系ですので、境界性パーソナリティ症と考えられる本例の治療法としては適切ではありません。虚無感、対人関係の激しい揺れ、見捨てられ不安に伴う自傷や自殺のほのめかしという特徴には、感情の調節と対人関係の技能を扱う弁証法的行動療法、考え方の癖に働きかける認知行動療法、無意識の葛藤を扱う力動的精神療法、自分と他者の心の状態をとらえる力を育てるメンタライゼーション療法が用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成

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