71 歳の男性。令和6 年8 月19 日(月)に病院で認知症の検査を受けた。結果…
71 歳の男性。令和6 年8 月19 日(月)に病院で認知症の検査を受けた。結果(別冊No. 5)を別に示す。疑われる認知症の重症度はどれか。
- ⑴ 認知症なし検査結果に見当識や記憶の誤りが認められますので、認知症なしとは判断できません。年齢を考えても得点は基準を下回っています。
- ⑵ 軽度認知症時間の見当識や遅延再生に誤りがある一方、指示の理解や言語機能は保たれている水準で、軽度認知症に相当する得点域です。
- ⑶ 中等度認知症中等度では見当識の障害が場所や人にも及び、着替えや入浴などにも介助を要します。本例の結果はそこまで低下していません。
- ⑷ 重度認知症重度では言語による指示の理解も難しく、日常生活の大部分に介助が必要です。本例の得点域とは大きく隔たります。
- ⑸ 最重度認知症最重度では意思の伝達がほとんどできず寝たきりに近い状態です。病院まで来て検査を受けられた本例には当てはまりません。
解説
正答は⑵の軽度認知症です。認知症の重症度は認知機能検査の得点で目安をつけ、たとえば MMSE では24 点未満で認知症が疑われ、20 点台前半は軽度、10 点台は中等度、10 点未満は重度に相当するとされています。本例の結果は、日付や曜日といった時間の見当識や遅延再生に誤りがみられる一方、簡単な指示や言語の理解は保たれている水準ですので軽度に相当します。中等度以上では身の回りの動作にも介助が必要になり、最重度では言葉によるやり取りが困難になりますので、本例の結果とは隔たりがあります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成