高齢者の歩行の特徴で正しいのはどれか。
高齢者の歩行の特徴で正しいのはどれか。
- ⑴ 歩隔の減少歩隔は減少ではなく増加します。左右の足の間隔を広げて支持基底面を大きくし、安定性を確保しようとするためです。
- ⑵ 歩幅の減少下肢の筋力低下とバランス能力の低下を補うため、一歩の長さである歩幅が短くなります。高齢者の歩行の代表的な特徴です。
- ⑶ 歩行率の増加歩行率は1 分あたりの歩数で、高齢者では増加しません。歩幅の減少とあわせて歩行速度が低下します。
- ⑷ 遊脚期の延長遊脚期は延長ではなく短縮します。片脚で支える時間を短くして、両脚で支える時間を長くとろうとするためです。
- ⑸ 両脚支持期の短縮両脚支持期は短縮ではなく延長します。両脚で支える時間を長くとることで安定性を高めています。
解説
正答は⑵です。高齢者の歩行では下肢の筋力低下とバランス能力の低下を補うため、一歩の長さである歩幅が短くなります。同時に左右の足の間隔である歩隔は広がり、支持基底面を大きくして安定性を確保しようとします。両脚で支える両脚支持期は延長し、片脚立ちにあたる遊脚期は短縮します。1 分あたりの歩数である歩行率も増加せず、歩幅の減少とあわせて歩行速度は全体として低下します。いずれも転倒を避けて安定を優先した変化として理解すると整理しやすいです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成