Guillain-Barré 症候群の初期症状で特徴的なのはどれか。
Guillain-Barré 症候群の初期症状で特徴的なのはどれか。
- ⑴ 体重減少体重減少は本症の特徴的な初期症状ではありません。悪性腫瘍や内分泌疾患、消耗性の疾患で問題になる症状です。
- ⑵ 激しい関節痛四肢の痛みや異常感覚を訴えることはありますが、激しい関節痛が特徴となるものではありません。関節リウマチなどで問題になる症状です。
- ⑶ 突然の視覚喪失突然の視覚喪失は視神経や網膜の障害を示す症状です。本症の初期像ではありません。
- ⑷ 皮膚の色素沈着皮膚の色素沈着は副腎皮質機能低下症などでみられる症状で、本症とは関係がありません。
- ⑸ 遠位中心の筋力低下両側の下肢遠位から筋力低下が始まり、左右対称に上方へ広がるのが特徴です。腱反射の低下や消失を伴います。
解説
正答は⑸です。ギラン・バレー症候群は先行する感染の1〜3 週後に発症し、両側の下肢の遠位から筋力低下が始まって上方へ広がるという経過が特徴です。左右対称で、腱反射の低下や消失を伴います。したがって遠位を中心とした筋力低下が初期症状として特徴的です。体重減少や激しい関節痛、皮膚の色素沈着は本症の特徴ではなく、突然の視覚喪失も視神経の障害を示すもので本症の初期像とは異なります。多くは数週で回復に向かいますが、呼吸筋の麻痺に至る例もあるため呼吸状態の観察が重要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成