Parkinson 病の治療薬はどれか。
Parkinson 病の治療薬はどれか。
- ⑴ β 遮断薬交感神経の受容体を遮断して心拍数や血圧を下げる薬で、高血圧や不整脈に用います。本症の治療薬ではありません。
- ⑵ L-ドーパドパミンの前駆物質で、脳内でドパミンに変換されて不足を補います。パーキンソン病に対して最も効果の高い治療薬です。
- ⑶ インスリン血糖を下げるホルモンで、糖尿病の治療に用います。ドパミンの不足とは関係がありません。
- ⑷ カルシウム拮抗薬血管を広げて血圧を下げる薬で、高血圧や狭心症に用います。パーキンソン病の症状には作用しません。
- ⑸ ペニシリン系抗菌薬細菌の細胞壁の合成を妨げる抗菌薬で、感染症に用います。神経の変性疾患の治療薬ではありません。
解説
正答は⑵です。パーキンソン病は中脳黒質のドパミン神経が減少して線条体のドパミンが不足する疾患ですので、治療の中心はドパミンを補うことになります。ドパミン自体は脳へ入れないため、前駆物質であるレボドパを投与して脳内でドパミンに変換させる方法がとられ、最も効果の高い治療薬として用いられます。β 遮断薬は高血圧や不整脈、インスリンは糖尿病、カルシウム拮抗薬は高血圧や狭心症、ペニシリン系抗菌薬は細菌感染に対する薬剤で、いずれもパーキンソン病の治療薬ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成