肘離断性骨軟骨炎で誤っているのはどれか。
肘離断性骨軟骨炎で誤っているのはどれか。
- ⑴ 10~20 代に多い。記述として適切です。成長期の骨軟骨に繰り返し外力が加わって生じるため、10〜20 代に多く発症します。
- ⑵ 投球を伴うスポーツで多い。記述として適切です。投球動作では肘の外側に圧迫力が繰り返し加わるため、野球など投球を伴うスポーツで多くみられます。
- ⑶ 初期では保存療法が第一選択である。記述として適切です。初期であれば投球の中止を含む保存療法が第一選択となり、多くは修復が期待できます。
- ⑷ 超音波画像は初期診断に有用である。記述として適切です。超音波画像は被曝がなく簡便で、野球検診など初期の発見の場で広く用いられています。
- ⑸ 学童期の野球選手の有病率は20~30 % である。誤った記述なのでこれが正答です。学童期の野球選手の有病率は数%程度と報告されており、20〜30 % は高すぎます。
解説
正答は⑸です。学童期の野球選手における肘離断性骨軟骨炎の有病率は数%程度と報告されており、20〜30 % という記述は明らかに高すぎるため誤りです。ほかの選択肢は記述として適切です。本症は成長期の骨軟骨に繰り返し外力が加わって生じるため10〜20 代に多く、投球動作を伴うスポーツで頻度が高くなります。初期であれば投球の中止を含む保存療法が第一選択となり、超音波画像は被曝がなく簡便なため検診の場でも用いられ初期診断に有用です。早期に見つけて休ませることが予後を左右します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成