加齢で低下するのはどれか。
加齢で低下するのはどれか。
- ⑴ 骨塩量加齢により骨形成が骨吸収に追いつかなくなるため骨塩量は減少します。閉経後の女性ではとくに急速に減ります。
- ⑵ 肺残気量肺残気量は増加します。肺の弾性が低下して呼出しきれない空気が増えるためで、低下するのは肺活量の方です。
- ⑶ 自己抗体形成自己抗体形成は増加します。免疫の調節機能がくずれ、自己成分に反応する抗体が高齢者では検出されやすくなります。
- ⑷ 末梢血管抵抗末梢血管抵抗は増加します。動脈壁の硬化と弾性の低下により、高齢者では収縮期血圧が上がりやすくなります。
- ⑸ 炎症性サイトカイン炎症性サイトカインは増加します。加齢に伴う慢性的な軽度の炎症は、フレイルやサルコペニアの背景としても注目されています。
解説
正答は⑴の骨塩量です。加齢に伴い骨形成が骨吸収に追いつかなくなるため骨塩量は減少し、とくに閉経後の女性では減少が急速になって骨粗鬆症の背景となります。ほかの選択肢はいずれも加齢で増加または上昇する項目です。肺は弾性が低下して残気量が増え、免疫の調節がくずれて自己抗体の形成も増えます。動脈壁の硬化により末梢血管抵抗は上がり、慢性的な軽度の炎症が続くことで炎症性サイトカインも増加します。低下する項目と増加する項目を対にして整理すると覚えやすいです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成