立位姿勢が安定しているのはどれか。
立位姿勢が安定しているのはどれか。
- ⑴ 支持基底面が狭い。支持基底面は広いほど安定します。狭いと重心線がその外に出やすくなり、姿勢は不安定になります。
- ⑵ 重心の位置が高い。重心の位置は低いほど安定します。高いと少しの傾きで重心線が支持基底面の外に出てしまいます。
- ⑶ 重心線は膝関節中心の前方を通る。重心線が膝関節中心のわずかに前方を通ることで、膝は伸展方向に押しつけられて後方の靱帯で受け止められ、筋の力を使わずに安定します。
- ⑷ 床と足底の接触面の摩擦抵抗が小さい。摩擦抵抗は大きいほど安定します。小さいと足が滑って支持基底面を保てなくなります。
- ⑸ 重心線の位置が支持基底面の中心から離れている。重心線は支持基底面の中心に近いほど安定します。中心から離れるほど安定性の余裕は小さくなります。
解説
正答は⑶です。正常な立位では重心線が膝関節の中心よりわずかに前方を通るため、膝は伸展方向へ押しつけられて後方の靱帯で受け止められ、筋の力をほとんど使わずに安定した姿勢を保てます。姿勢の安定は、支持基底面が広いこと、重心の位置が低いこと、重心線が支持基底面の中心に近いこと、床と足底の摩擦抵抗が大きいことによって高まります。したがってほかの4 つはいずれも安定性を下げる条件を述べており、記述の向きが逆になっています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成