胆汁で正しいのはどれか。
胆汁で正しいのはどれか。
- ⑴ アルカリ性である。胆汁は重炭酸イオンを含むためアルカリ性で、胃から送られる酸性の内容物を中和する働きも果たします。
- ⑵ 胆囊で産生される。胆汁を産生するのは肝細胞です。胆囊は産生ではなく、送られてきた胆汁を濃縮して貯蔵する器官です。
- ⑶ 蛋白質を分解する。胆汁は消化酵素を含まないため蛋白質を分解できません。胆汁酸が脂肪を乳化して消化を助ける働きが本来の役割です。
- ⑷ リパーゼが含まれる。リパーゼは膵液に含まれる酵素です。胆汁は酵素を含まず、乳化によってリパーゼの働きを助ける役割を担います。
- ⑸ 主に大腸で再吸収される。胆汁酸は主に小腸の回腸で再吸収され、肝臓へ戻って再利用されます。大腸ではありませんので部位を取り違えないようにします。
解説
正答は⑴です。胆汁は重炭酸イオンを含むためアルカリ性で、胃から送られてきた酸性の内容物を中和する働きも果たします。ほかの記述は誤りです。胆汁は肝細胞で産生され、胆囊はそれを濃縮して貯蔵する器官です。胆汁は消化酵素を含まず、胆汁酸の界面活性作用によって脂肪を細かい粒に乳化し、膵液のリパーゼが働きやすい状態を作ります。したがって蛋白質を分解することもリパーゼを含むこともありません。胆汁酸は主に小腸の回腸で再吸収されて肝臓へ戻る腸肝循環を行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成