自律神経で正しいのはどれか。
自律神経で正しいのはどれか。
- ⑴ 節後線維は有髄線維である。節後線維は無髄線維です。有髄なのは節前線維であり、両者の違いを取り違えないようにします。
- ⑵ 随意的に内臓の機能を調節する。自律神経は意識では動かせない不随意の調節を担います。内臓の働きを随意的に変えることはできません。
- ⑶ 断続的に臓器へインパルスを発する。安静時にも持続的にインパルスを発し、臓器の働きを一定の水準に保っています。断続的ではありません。
- ⑷ 汗腺は交感神経と副交感神経の二重支配である。汗腺は交感神経のみの単独支配です。ただしその節後線維は例外的にアセチルコリンを放出する点が問われやすい部分です。
- ⑸ 節前線維の末端からアセチルコリンが放出される。交感神経も副交感神経も、節前線維の末端からアセチルコリンが放出されて節後ニューロンを興奮させます。
解説
正答は⑸です。自律神経では交感神経も副交感神経も、節前線維の末端から神経伝達物質としてアセチルコリンが放出され、これが自律神経節の節後ニューロンを興奮させます。ほかの記述は誤りです。節後線維は無髄線維で、伝導速度は遅いです。自律神経は意識では動かせない不随意の調節を担い、安静時にも持続的にインパルスを発して臓器の働きを一定の水準に保っています。また汗腺は交感神経のみの単独支配で、その節後線維は例外的にアセチルコリンを放出しますので二重支配ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成