脊髄で運動神経の細胞体が主に存在する部位はどれか。
脊髄で運動神経の細胞体が主に存在する部位はどれか。
- ⑴ 後 角後角は末梢から入る感覚の情報を受け取る灰白質です。運動ニューロンの細胞体は含みません。
- ⑵ 後 索後索は白質で、触圧覚や深部感覚を上行させる線維の通り道です。神経細胞の細胞体はありません。
- ⑶ 前 角前角には骨格筋を支配する運動ニューロンの細胞体が集まり、その軸索が前根を通って末梢へ出ていきます。
- ⑷ 前 索前索は白質で、下行する運動路や上行路の線維が走る通り道です。細胞体が集まる場所ではありません。
- ⑸ 側 索側索は白質で、皮質脊髄側索路や脊髄視床路などの線維が走ります。胸腰髄の自律神経の細胞体がある側角とは別の部位です。
解説
正答は⑶の前角です。脊髄の灰白質のうち前角には骨格筋を支配する運動ニューロンの細胞体が集まっており、その軸索が前根を通って末梢へ出ていきます。前角が障害される筋萎縮性側索硬化症や脊髄前角炎では、筋の萎縮と筋力低下という下位運動ニューロン障害の症状が現れます。後角は感覚の入力を受ける灰白質、側角は胸腰髄で自律神経の細胞体が存在する部分です。後索・前索・側索はいずれも白質で、上行または下行する神経線維の通り道ですので細胞体は含みません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成