関節唇を有するのはどれか。 2 つ選べ。
関節唇を有するのはどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ 肩関節肩甲骨の関節窩のふちを取り囲む関節唇があります。浅い関節窩を深くして、可動域の大きい球関節の適合性と安定性を保っています。
- ⑵ 肘関節肘関節は蝶番関節と車軸関節の組み合わせで、骨の形そのものが深くかみ合っています。関節唇はありません。
- ⑶ 股関節寛骨臼のふちを縁取る関節唇があります。臼を深くして大腿骨頭を包み込み、荷重に耐える安定性を高めています。
- ⑷ 膝関節膝関節にあるのは半月板で、大腿骨と脛骨の間にはさまる三日月形の線維性軟骨です。関節唇とは別の構造ですので混同しやすい点です。
- ⑸ 足関節足関節は蝶番関節で、脛骨と腓骨が作るほぞに脛骨天蓋が組み合わさる構造です。関節唇はありません。
解説
正答は⑴と⑶です。関節唇は関節窩や寛骨臼のふちを取り囲む線維性の軟骨の輪で、浅い受け皿を深くして適合性と安定性を高める働きをもち、肩関節と股関節に存在します。肩関節では肩甲骨の関節窩を、股関節では寛骨臼のふちを縁取り、いずれも球関節で可動域が大きい代わりに骨だけでは支えが乏しい関節です。肘関節・膝関節・足関節には関節唇はありません。膝関節にあるのは半月板という別の線維性軟骨ですので、名称と構造を取り違えないようにします。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成