統合失調症の行動特性に合わせた作業療法士の対応で正しいのはどれか。
統合失調症の行動特性に合わせた作業療法士の対応で正しいのはどれか。
- ⑴ 緊張度を高める。緊張や刺激が強まると不安が高まり、症状の悪化につながります。落ち着いて取り組める雰囲気を保ちます。
- ⑵ まとめて指示する。一度に多くの情報を処理することが苦手ですので、指示は一つずつ、具体的な言葉で伝えます。
- ⑶ 作業環境を一定にする。場所や道具、手順、担当者を一定に保つと見通しが立ち、不安や混乱が減ります。統合失調症の行動特性に合った対応です。
- ⑷ 状況に応じて判断させる。その場での判断を求めると混乱しやすくなります。判断の余地を減らし、手順を具体的に示すほうが取り組みやすくなります。
- ⑸ 指示の前後に無関係な話をする。注意がそれて指示の内容が伝わりません。伝えるべきことに絞って簡潔に話します。
解説
正答は⑶です。統合失調症では一度に多くの情報を処理することが苦手で、環境の変化に対して不安や混乱を生じやすいという行動特性がありますので、作業の場所や道具、手順、担当者といった環境を一定にして見通しを保つことが適切な対応になります。ほかの選択肢はこの特性に反します。緊張度を高めることは症状の悪化を招き、まとめて指示すると処理しきれません。状況に応じた判断を求めると混乱しますので手順を具体的に示し、指示の前後に無関係な話を挟めば注意がそれて内容が伝わりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成