注意欠如・多動症〈注意欠如・多動性障害〉児に認められる作業療法中の行動はどれか。
注意欠如・多動症〈注意欠如・多動性障害〉児に認められる作業療法中の行動はどれか。
- ⑴ 頻回に離席する。不注意、多動性、衝動性が中核の特徴ですので、座っていられずに頻回に離席する行動として現れます。
- ⑵ 発作を起こして倒れる。てんかんの発作でみられる行動です。注意欠如・多動症の特徴として挙げるものではありません。
- ⑶ 誇大的な発言が認められる。双極性障害の躁状態でみられる誇大的な思考の現れです。注意欠如・多動症の特徴ではありません。
- ⑷ 作業工程を何回も確認する。確認をやめられない行動は強迫症の強迫行為です。注意欠如・多動症では、むしろ確認を省いて誤りが増えます。
- ⑸ 相手の言葉をオウム返しする。相手の言葉を繰り返す反響言語は自閉スペクトラム症でみられる言語の特徴で、注意欠如・多動症の行動ではありません。
解説
正答は⑴です。注意欠如・多動症では不注意、多動性、衝動性が中核の特徴ですので、作業療法の場面でも座っていられずに頻回に離席したり、順番を待てずに他の人の作業に手を出したりする行動が現れます。ほかの選択肢はいずれも別の疾患でみられる行動です。倒れる発作はてんかん、誇大的な発言は双極性障害の躁状態、作業工程を何回も確認する行動は強迫症、相手の言葉をオウム返しにする反響言語は自閉スペクトラム症でみられますので、行動の背景にある特性を見分けて対応を組み立てます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成