精神科の集団作業療法で適切なのはどれか。
精神科の集団作業療法で適切なのはどれか。
- ⑴ オープングループは固定のメンバーで活動を行う。オープングループは出入りが自由でメンバーが固定されません。固定のメンバーで活動を行うのはクローズドグループです。
- ⑵ クローズドグループは集団からの離脱が起こりやすい。メンバーを固定するため関係が安定し、離脱は起こりにくくなります。離脱が起こりやすいのは出入りが自由なオープングループです。
- ⑶ 治療者1 名に対して15 名程度のメンバーで活動を行う。小集団は数名から10 名程度で構成します。治療者1 名で15 名を担当すると一人ひとりの体験に目が届かず、適切ではありません。
- ⑷ 異質集団は同質集団よりも参加者同士の共感が得られる。逆です。年齢や症状、経験が近い同質集団のほうが自分と重ねて受け取りやすく、参加者同士の共感が得られやすくなります。
- ⑸ 集団の凝集性よりもメンバー個人の主観的体験を優先する。集団のまとまりを高めること自体を目的とせず、参加した一人ひとりの主観的な体験を尊重して援助を組み立てる姿勢が適切です。
解説
正答は⑸です。精神科の集団作業療法では、集団としてのまとまりを高めること自体を目的とするのではなく、参加した一人ひとりがその場で何を感じ、どのような体験をしたのかを尊重して援助を組み立てます。ほかの選択肢は集団の性質の説明が入れ替わっています。オープングループは出入りが自由でメンバーが固定されず、クローズドグループはメンバーを固定するため離脱が起こりにくくなります。また治療者1 名に対して15 名は多すぎますし、参加者同士の共感が得られやすいのは異質集団ではなく同質集団です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成