脊髄小脳変性症と比較した場合の多発性硬化症の特徴はどれか。
脊髄小脳変性症と比較した場合の多発性硬化症の特徴はどれか。
- ⑴ 痙 縮多発性硬化症でもみられますが、脊髄小脳変性症のうち痙性を伴う型でも現れます。両者を区別する特徴にはなりません。
- ⑵ 運動失調小脳の障害で生じる症状で、脊髄小脳変性症の中心的な症状です。多発性硬化症でもみられますが、比較しての特徴にはなりません。
- ⑶ 嚥下障害脳幹の障害で生じ、脊髄小脳変性症では進行に伴ってよくみられます。多発性硬化症に特有の症状ではありません。
- ⑷ 構音障害小脳性の断綴性の話し方として脊髄小脳変性症で典型的にみられます。多発性硬化症の特徴として挙げるものではありません。
- ⑸ 有痛性強直性けいれん四肢が痛みを伴って数十秒間強くつっぱる発作で、多発性硬化症に特徴的な症状です。脊髄小脳変性症ではみられません。
解説
正答は⑸の有痛性強直性けいれんです。有痛性強直性けいれんは四肢が痛みを伴って数十秒間強くつっぱる発作で、多発性硬化症に特徴的な症状として知られており、脊髄小脳変性症にはみられません。一方、運動失調、構音障害、嚥下障害は小脳や脳幹の障害によって生じるため脊髄小脳変性症の中心的な症状であり、両者を区別する手がかりにはなりません。痙縮も多発性硬化症でみられますが、脊髄小脳変性症のうち痙性を伴う型でも現れますので、比較しての特徴といえるのは有痛性強直性けいれんです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成